3000系電車

提供/北武急行電鉄chazさん

快速特急/特急専用車

2006年1月,3000系電車は半世紀ぶりの特急専用車両として落成しました。

紀伊電車では60年代に2ドア特急専用車である旧3000系を投入して以降,通勤型車両を重視した輸送形態を取っていました。そのため晩年の旧3000系は専ら支線運用であり,1996年に引退してからは,そもそも特急専用車が存在しない状態が続きました。そんななか登場したのが,この新3000系電車です。大阪~紀伊橋本~和歌山に点在するベッドタウンと大阪中心部のアクセスを改善する通勤特急としての側面の他,吉野方面へ向かう列車として祝日は観光特急としての運用が期待されたため,黒を基調とした落ち着いた内装としつつ,旅に行きたくなる爽やかな外観デザインを目指しました。さらに,紀伊電車の中でも目立つ存在であった旧3000系の前面二枚窓を踏襲する形で,3000系の前面も二枚ガラスとなっています。

 

技術面においては,1000系で初採用されたアルミニウム合金を利用したダブルスキン構造を引き続き採用しており,10編成70両全てが川崎重工業車両カンパニーにて製造されました。車体は通常の通勤車より鋼板を厚くし,床の厚みも従来車の1.5倍となっており,車内の静粛性を高めています。また、制御機器は引き続き東洋電機製を採用しています。

 

車内には,2×2列で転換クロスシートが並んでおり,車端部はロングシートもしくは車椅子スペースが確保されています。設計段階では車内に仕切りを設けてデッキと座席部分を分割することも検討されましたが,むしろドア部分も含め車内を広く見せるデザインにすることが決定したため,車内仕切りの採用は見送られました。天井は従来車より高く,蛍光灯やエアコン吹き出し口の配置を工夫することにより更に天井を高く見せる工夫もなされています。また,床材は車外同様黒を基調としたデザインで,落ち着いた内装と真紅の座席が織り成す対比は絶妙と言えるでしょう。

また,本形式より車内表示器にはLCDが,行先表示器にはフルカラーLEDが採用されています。

 

2006年度架鉄友の会ブルーリボン賞を受賞しました。


※塗りコンもやってしまいました

運行区間

・天神橋~紀伊橋本~和歌山~和歌浦(二本/毎時)

・天神橋~紀伊橋本~吉野(一本/毎時)

 

※高野線・堺市線には乗り入れ致しませんのでご注意下さい。

諸元

 

3000系

定員 110人(座席定員54人)
最大寸法 19,000x2,800x4,060mm(Mc)
自重 31.5t(Mc)
最高速度 130km/h
加速度 4.3km/h/s
減速度

4.5km/h/s            

▲木目調による落ち着いた内装の様子。

▲行き先表示は2000系以来のデザインをマイナーチェンジ

ICカードが使えます

紀伊電鉄線では、全線にてICカード「MAJICA」が使用出来ます。「乗る・貯める・使う」のMAJICAを是非ご利用下さい。

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